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研究会活動案内(2019年)

 

 

お知らせ  シンポジウム オーストリア作家クレメンス・ゼッツ(首都大東京)12月


シンポジウム「クレメンス・ゼッツ―ポストヒューマニズムの文学」
日時:2019年12月14日(土) 14時〜17時
会場:首都大学東京南大沢キャンパス 5号館142号室
言語:ドイツ語と日本語。通訳なし。
対象者:どなたでも歓迎します。事前登録不要・入場無料です。

日 本でもメルク「かけはし」文学賞2018を受賞したオーストリア作家クレメンス・J・ゼッツ(1982年生)は、デジタル化されていく情報社会での人間の ありかた、認識の変容を常に探り、新しい文学の形を次々と提案しています。この「ドイツ語圏文学の神童」(フランクフルター・ルントシャウ紙)の初期から 今日にいたるまでの各作品について5名が登壇し、その全体像を探ります。

発表者(発表順):
犬飼彩乃(首都大学東京助教)
レオポルト・シュレンドルフ(首都大学東京准教授)
眞鍋正紀(東海大学准教授)
福岡麻子(首都大学東京准教授)
金志成(早稲田大学文学学術院講師)


主催:科学研究費(若手研究)課題番号18K12343「現代ドイツ語圏文学における事実と虚構―A.シュミットとC.J.ゼッツを比較して」(犬飼彩乃)
科学研究費(基盤研究(C))課題番号19K00501「現代ドイツ語圏文学における紀行エッセイの美学的射程」(研究代表者L・シュレンドルフ)
共催:首都大学東京ドイツ語圏文化論教室

詳細は以下のHPをご覧ください。
http://www.comp.tmu.ac.jp/dokubun1/clemens_setz_2019.html




お知らせ  作家朗読会 11月

みなさま

ご無沙汰していますが、ご健勝のことと拝察します。

さて、来月久しぶりに作家朗読・講演会を行おうと思います。
今から予定を空けておいて、ぜひご参集ください。

11月9日(土曜日)16時より17時半まで
名古屋学院大学名古屋白鳥キャンパス希館会議室512号室にて
オーストリア作家Thomas Stanglさんの朗読会

今 年のオーストリア現代文学ゼミナール(野沢温泉)の招待作家であるシュタングルさんの朗読会を行います。首都大学のほうでテクストの翻訳作業も進んでいる と伺っています。彼の最新作は、短編集なので比較的読みやすく議論できる作品です。これまで数々の文学賞を受賞した実力作家ですが、とても控えめないい人 です。今回ヨーロッパ文芸フェスティバルと、東京から九州まで全国でいくつかの朗読会を行います。



11月29日(金曜日)18時より19時半まで
名古屋学院大学名古屋白鳥キャンパス 希館 204教室にて
クルド人ドイツ語劇作家・医師のIbrahim Amirさんの講演会

イ ブラヒム・アミールさんは、シリア出身の越境作家で、ドイツの難民問題を主題とする戯曲「ホモハラル」で脚光を浴び、ドイツ語圏で注目されるウィーン在住 の劇作家・医師です。今回大阪ゲーテインスティトゥートの招待で大阪に滞在した後、名古屋に来ます。鈴木仁子さんにテクストを翻訳していただいています。 11月23,24日に大阪で「ホモハラル」の朗読劇が上演されます。
平日ですので時間を遅く設定しました。


以上の予定です。

名古屋ではなかなか人が集まらないので心配しております。万障お繰り合わせの上、ぜひともご参集ください。その後懇親会も行います。
どうぞよろしくお願いします。




お知らせ  日本オーストリア文学会秋季例会

日 本 オ ー ス ト リ ア 文 学 会 2019年度 秋 季 例 会

日時: 2019年10月20日(日)14:00〜17:00

会 場: 成城大学 3 号館 312

157-8511 東京都世田谷区 成城 6-1-20 http://www.seijo.ac.jp/access/

 〈 プ ロ グ ラ ム 〉

会長挨拶 :  土屋 勝彦

司会 :  真道 杉

講 演 1.「ヘルマン・ブロッホ」に見るエリアス・カネッティの文学観

相馬 大樹 (上智大学大学院博士課程在学中)

201610月から20186月までウィーン大学に留学。論文:探索的形成物としてのエリアス・ カネッティ『もう一つの訴訟』 エルンスト・ブロッホ「探偵小説の哲学的考察」を手がかり に(『ヘルダー研究』 第22 2016年)、「私はいつもこの広場なのだ」エリアス・カネッテ ィ『マラケシュの声』に見る広場への変身(『オーストリア文学』 第三十五号 2019

 
講演 2.ツェランのリルケ受容      冨岡 悦子(鶴見大学教授)

著書:『植物詩の世界』(神奈川新聞社 2004年)。『パウル・ツェランと石原吉郎』(みすず書 房 2014年)。共著『自然詩の系譜』(みすず書房 2004年)、『ツェラーンを読むということ 詩 集『誰でもない者の薔薇』研究と注釈』(中央大学出版部 2006年)、『カフカ・シンポジウム』(日 本独文学会 2010年)など。詩集『椿葬』(七月堂 2007年)。『ベルリン詩篇』(思潮社 2016年)。



お知らせ  講演会(小林敏明氏)

前ライプツィヒ大学教授・小林敏明氏の講演会
題目「日本脱出」
    (その後、有志による意見交換会あり、懇親会あり)
日時:2019年9月28日(土曜)15時―16時半
場所:名古屋学院大学大宝校舎メアリーホール
        (地下鉄日比野駅または西高蔵駅から徒歩10分程度)

このたび、小林敏明氏の日本滞在中に講演会を開くことになりました。名古屋学院大学国際文化学部主催です。小林氏は、かつて河合塾の有名講師として著名の 方で、その後ドイツに渡り、精神病理学と哲学を学び、ライプツィヒ大学の東洋学研究所で教鞭をとってこられました。今回、日本を出てドイツで様々な経験を 積んできた人生を振り返って語っていただき、学生にもおおいに刺激のある現代人の生きる知恵を伺います。
どうぞふるってご参集ください。また意見交換会と懇親会にもぜひご参加ください。
Am 28. 9. 2019. wird Herr Toshiaki Kobayashi, Prof. emeritus an der Uni Leipzig, an der Nagoya Gakuin Uni (Mary Hole von Taiho/Gebaeude) vortragen, über „Japan-Flucht“, wo er seinen Lebenslauf offen erzählen wird. Er war ein bekannter Lehrer in der Kawai-Nachhilfe-Schule und entschloss sich, in Deutschland zu studieren und hat an der Uni Leipzig gelehrt.
https://www.ngu.jp/outline/campus/


お知らせ 日本独文学会 特集号「多和田葉子」原稿募集

日本独文学会機関誌161号(国際誌)„Yoko Tawada - Poetologie der Exophonie“ の原稿募集: 締切り2020年3月15日 

http://www.jgg.jp/modules/organisation/index.php?content_id=451



お知らせ ドイツ現代文学ゼミナール 

第73回ドイツ現代文学ゼミナール

日時: 
2019年9月2日(月)午後2時より 9月3日(火)正午まで
会場: 
琵琶湖レイクオーツカ」(http://www.biwalake-otsuka.com/
     京都駅からJR 湖西線新快速(敦賀行)で30分ほどの近江舞子駅下車、徒歩2分
会費: 教員=
1万8千円 / 非常勤教員=1万1千円 / 院生および研究生=7千円
  (共通テキスト代金別)

― 研究会プログラム ―
9月2日(月)
午後2時から5時まで
共通テキスト討論

1 Ewald Palmetshofer: Vor Sonnenaufgang. (Theater heute. Nr.2. 2018, 本誌の付録1-31頁)

ゲルハルト・ハウプトマンの現代古典自然主義戯曲の翻案改作。
パルメツホーファーは元のドラマの動因であるアル中と階級対立の要素を削除、
右翼ポピュリズムとの政治的な対立を提示しつつ、
現代の中流市民の孤独と死への不安、ダッチロール化する現代社会の無意味さへの嘆き節を延々と続ける。
ポストドラマ以後におけるドラマ?とも言えるかもしれない。

 

2   Elfriede Jelinek: Schatten. (Theater heute. Nr.10. 2012, 本誌の付録1-19頁)

有名なオルフェウスのギリシャ神話を、二十一世紀のフェミニストの視点から描く。

舞台奥に陣取るロック歌手(オルフェウス)のまわりに群がり騒ぐ少女たちを、
地獄にいるエウリディーケの「わたし(たち)」が、ひたすら毒づき続けながら、
「女」であること、「死者」であること、「影」であることなどの意味を問いかける。
いかにもポストドラマ的なイェリネクにしては、比較的読みやすいテクストを選定。
 
報告者: 寺尾 恵仁  三宅 舞
司会者: 寺尾 格

午後8時から9時45分まで 一般研究発表
報告者: 若山 真理子「Clemens J. Setz の詩集 "Die Vogelstraustrompete" の詩的言語の特徴と機能について」 (仮)
司会者: 金 志成

午後10時から 別室にて討論

9月3日(火)
午前9時から正午まで 一般研究発表
報告者: 飯島 雄太郎「トーマス・ベルンハルト『歩く』における言語懐疑について」(仮)
司会者: 川島 隆

報告者: 眞鍋 正紀「
「世界の果て」と複数の異質な「世界のあいだ」を踏み越えてつなぐ小説のための意匠とは
      ─ Phillip Weiss: Am Weltenrand sitzen die Menschen und lachen (2018)を読み解く手がかり」(仮)
司会者: 木村 裕一
 
以下、参加申込様式になります。
必要事項をご記入の上、
GBS-Organisatoren@list.waseda.jpまでご返信ください。
(確認のため、不参加の方もご返信くださるよう、お願い申し上げます)


お知らせ  世界文学・語圏横断ネットワーク研究集会(8月17日)



世界文学・語圏横断ネットワーク第11回研究集会

201991920日(同志社大学 今出川キャンパス 志高館SK118

  

1日目】919日(木)

12:0012:50 運営会議(志高館SK122、関係者のみ)

  

13:0016:15企画セッション1

揺さぶり溶け出す規範性、身体、欲望をめぐる世界文学

(コーディネーター 岩川ありさ)

 

@1-1 福尾 晴香日本大学

伊藤比呂美「カノコ殺し」と女/子の身体 ―― 田中美津『いのちの女たちへ』を補助線として」

A1-2 ヴューラー・シュテファンWuerrer Stefan東京大学)

「三島由紀夫と笙野頼子のアンビヴァレントな出会い――笙野頼子「なにもしてない」(1991年)における『仮面の告白』の受容」

B1-3 黒岩裕市(フェリス女学院大学)

「村田沙耶香『清潔な結婚』と崩れる/崩れない「性別」」

C1-4 泉谷 大谷大学

「縮図としての戦争――深緑野分『戦場のコックたち』における「アンバランス」な構成について――

D1-5 劉靈均 Ariel Ling-chun Liu(三重大学)

「日本語の「台湾同志文学」?:李琴峰と小佐野彈を読む」

  

16:3018:30企画セッション2

トラウマと文学

(コーディネーター 西 成彦)

 

E2-1 小林英里(成蹊大学)

「開かれたトラウマ小説にむけて――キャリル・フィリップスの『より高い土地』および『血の性質』の批評をめぐって――

F2-2 田中壮泰立命館大学

「ポグロムとイディッシュ文学:アッシュ、ミジェリツキ、ベルゲルソン」

G2-3 飯島 洋(金沢大学)

「トラウマを語る――伝達の不可能性と可能性」


 2日目】920日(金)

  

10:0012:00企画セッション3

女性の文学としてのアヴァンギャルド

(コーディネーター 土肥秀行)

 

H3-1 横田さやか(東京大学)

「イタリア未来派の女性作家と女性表象」

I3-2 小松原由理(神奈川大学)

「フォトモンタージュと女性たちの詩学」

J3-3 河村 東京工業大学

「新しい人間のための服構成主義のコスチューム・デザイン」

 


13:0014:30個別発表

 

K4-1東郷登志子(津田塾大学)

「『無抵抗』の『抵抗』という戦略的翻訳――The Book of Tea (1906)における超近代的折衷」

コメンテーター:

L4-2 マラティネツ・オンドレイMalatinec Ondrej(立命館大学)

「現代ファンタジー文学の本質:日本人作家の作品を中心に」

コメンテーター:

 

14:3015:00全体討論・総括



お知らせ オーストリア現代文学ゼミナール参加者・発表者募集のお知らせ (7月30日)


みなさま

申込期間が終わりましたが、申込および発表をさらに受け付けています。ぜひご参集ください。野沢温泉で開催される第28回オーストリア現代文学ゼミナールの案内です。
今年は111517日に開催され、招聘作家はThomas Stangl氏です。

ゼミナールに関しては、www.onsem.info

作家に関しては、http://www.thomasstangl.com   をご覧ください。

参加申し込みは731日まで。

http://www.onsem.info/anmeldung/

発表のアブストラクト締め切りは930日。

tsuchiya@ngu.ac.jp (土屋勝彦)

発表の際に書籍が必要な場合は、送付可能です。

jstreit@able.ocn.ne.jp (Hans Streit)

2名の学生にオーストリア大使館から参加のための奨学金が支給されます。

http://www.onsem.info/stipendium

オーストリアで活躍中の作家と実際に交流する貴重な機会です。

みなさま、ぜひ奮って参加のほど、よろしくお願いいたします。

オーストリア現代文学ゼミナール委員会

dieses Jahr wird der Autor Thomas Stangl beim 28. Seminar zur österreichischen Gegenwartsliteratur in Nozawa Onsen (15. – 17. Nov. 2019) zu Gast sein. Eine kurze Charakterisierung des Werkes des Autors finden Sie auf der Webseite des Seminars: www.onsem.info

Webseite des Autors: http://www.thomasstangl.com

Das Organisationskomitee würde sich über Ihre Teilnahme und Ihre Referatsvorschläge sehr freuen.

Anmeldeschluss - Seminarteilnahme:

31. Juli 2019 

Sie bekommen nach der Anmeldung (und der Überweisung der Anmeldegebühr) die Seminarlektüre „Fremde Verwandtschaften“ von Thomas Stangl zugesandt. 

Hier ist die Webseite für die Anmeldung:
http://www.onsem.info/anmeldung/

Abgabefrist für Abstracts:
30. Sep. 2019 

Wenn Sie ein Referat halten möchten, dann wenden Sie sich bitte mit Ihren Referatsvorschlägen an den Programmleiter Prof. Masahiko Tsuchiya.

E-Mail: tsuchiya (at) ngu.ac.jp - (Zur Information: (a) steht für @)

Der ÖAD fördert das Seminar freundlicherweise mit der Finanzierung von Seminarlektüren. 

 Für ReferentInnen finanzierte der ÖAD auch die Arbeiten „Ihre Musik“, „Der einzige Ort“, „Was kommt“, „Regeln des Tanzes“ und „Freiheit und Langeweile“, die Ihnen Hans Streit gerne für die Vorbereitung von Referaten zuschickt. (jstreit (at) able.ocn.ne.jp) 

Stipendien – Einsendeschluss für Bewerbungen:

10. Okt. 2019

Für Studierende finanziert das Kulturforum der österreichischen Botschaft wieder zwei Stipendien. Bitte weisen Sie fortgeschrittene Studierende der Germanistik/Literaturwissenschaft darauf hin. 

http://www.onsem.info/stipendium/

Mit besten Grüßen

Bertlinde Vögel

im Namen des Organisationskomitees 

für das 28. Seminar zur österr. Gegenwartsliteratur

お知らせ 世界文学CLN研究集会発表者募集のお知らせ (6月13日掲載)

【重要】CLN研究集会発表者募集のお知らせ!締め切りは810日、会場:同志社大今出川キャンパス]

世界文学CLN研究集会の発表者募集のお知らせです
下記の要項にしたがって、発表を募集します。
ふるって応募ください。
多くの方の目の触れるようにお願いします。

世界文学CLN事務局
***********

世界文学・語圏横断ネットワーク第11回研究集会

発表者募集のお知らせ(締め切り2018810日)

日時:2019919日(木)・20日(金)
場所:同志社大学 今出川キャンパス

1.
企画セッション@9/19 午後)
揺さぶり溶け出す規範性、身体、欲望をめぐる世界文学
(コーディネーター 岩川ありさ)

 世界中の様々な言語によって、男性中心主義や異性愛中心主義を揺さぶり、性や身体の規範を解きほぐす文学が紡がれている。韓国でのフェミニズム文学の快進撃、台湾の同志文学の台頭など、近年の動向には目を見張るものがあるし、クィア文学やその影響を受けた作家たちは世界の様々な場所で創作を続けている。本企画が目指すのは、言語や地域を越えて、性、身体、欲望をめぐってなされている世界文学の研究や批評、創作の動向を共有し、対話する場をつくることである。それぞれの発表が、今ある規範を問い、新たな生の可能性を見出す言語実践となることを願っている。

2. 企画セッションA9/20 午前)
女性の文学としてのアヴァンギャルド
(コーディネーター 土肥秀行)

 近年、ヨーロッパの歴史的アヴァンギャルドに参加した女性芸術家たちの姿が明らかにされつつある。女性の個人的主観や女性像を排除するマチズモ的なアヴァンギャルド運動を再検証し、前衛作家としての女性のアイデンティティーとその表象に光を当てることを試みる。

3. 企画セッションB9/20 午後)

トラウマと文学(コーディネーター 西成彦)

 戦争と文学(叙事詩)の関係は有史以前にまで遡るが、「戦争神経症」に着目したフロイトからキャシー・カルース、そして宮地尚子までという、この100年間の流れのなかで、文学はトラウマとの向き合い方、トラウマからの回復方法までを、独自の手法でさぐってきた。「世界戦争」の時代に「世界文学」には何がなしうるのか。じっくりと考えてみたい。

企画セッションへの応募要領:発表要旨をA4用紙一枚以内にまとめ、以下の事務局宛にメールで届け出てください。質問があれば、事務局に問い合わせること。コーディネーターとCLN運営委員会を中心に審査があります。

4. パネル


内容:本ネットワークの趣旨に沿うパネルであること

パネルの構成については以下を目安とすること:

 司会1名、発表者3名、討論者1名(最大5名)。

 持ち時間は、発表者1名につき30×発表人数+討論時間30

パネルへの応募要領:
 パネル代表者が、1パネルのタイトル、2パネルの趣旨、3発表者の氏名及び所属、4各発表タイトルをA4一枚程度にまとめ、以下の事務局宛にメールで届け出てください。質問があれば、事務局に問い合わせること。CLN運営委員会を中心に審査があります。


5. 個別発表(9/20 午後)


内容:本ネットワークの趣旨に沿う発表であること

個別発表への応募要領:
 発表者が、1発表タイトル、2発表要旨、3発表者の氏名及び所属を以下の事務局宛にメールで届け出てください。質問があれば、事務局に問い合わせること。CLN運営委員会を中心に審査があります。

応募締め切り(企画セッション、パネル、個別発表とも):


 2019810日(土曜日)17時まで。


提出・問い合わせ先:事務局 crosslingual@gmail.com

発表要領は以下の通り:

発表時間は25分(各セッションの終わりに20分の質疑応答と討論がある)、発表言語は日本語、パワーポイント使用可、原稿読み上げ形式(10000字以内、発表に先立って事務局が共用のdropboxに収め会場来場者のみにリンクが伝えられる)、引用文を原語で示すなどした任意のレジュメは各自印刷し持参する

お知らせ オーストリア現代文学ゼミナール 2019年11月15日 (5月18日掲載)


28回オーストリア現代文学ゼミナールは20191115日から17日まで、野沢温泉で行われます。今年の招待作家は、トーマス・シュタングル氏です。

発表者の募集と申込手続き

本 ゼミナールでは、毎年招待作家を交えて朗読会とともに熱い議論が行われてきました。今回は、実力作家トーマス・シュタングル氏の作品について、作家ととも に討議します。本日より口頭発表者を募集しますので、どうかふるってご応募ください。シュタングル作品をめぐって、個別作品論から特定の主題や視点と関連 づけてのご発表など、さまざまのテーマでご自由に発表してください。ゼミナールで扱う共通作品は『よそよそしい親近性 』(2018年)(„Fremde Verwandtschaften“, Literaturverlag Droschl 2018) です。ご発表時間は2025分程度です。応募される方は150語以内の要旨もお送りください。発表題目と要旨を915日までに土屋勝彦宛にメールでお送りください。どうぞよろしくお願いします。

メールアドレス: tsuchiya [at-mark] ngu.ac.jp 土屋勝彦 (名古屋学院大学国際文化学部)
ゼミナール(作家紹介を含む)の詳細については、下記ホームページをご覧ください。

www.onsem.info

参加申込手続き

参加申込は731日までに、ホームページにある申込手続き(メール用紙記入・送信)に従って手続きしてください。

http://www.onsem.info/anmeldung/

奨学金

オーストリア大使館の文化フォーラムから、本ゼミナールに参加する2名の学生に奨学金を支給します。詳細については、下記ホームページをご覧ください。応募締切日は20191010までです。

http://www.onsem.info/stipendium/

Das 28. Seminar zur österreichischen Gegenwartsliteratur wird vom 15. – 17. Nov. 2019 in Nozawa Onsen stattfinden. Dieses Jahr wird der Autor Thomas Stangl zu Gast sein.

Call for Papers

Auf dem 28. Seminar zur österreichischen Gegenwartsliteratur in Nozawa Onsen diskutieren die Seminarteilnehmer das Werk von Thomas Stangl im Dialog mit dem Autor. Vorschläge für Referate werden ab sofort entgegengenommen. Zusätzlich zu Arbeiten, die sich mit einem Einzelwerk befassen bzw. einen bestimmten Teilaspekt vertiefen, und solchen, die sich aus verschiedenen Perspektiven mit dem Seminarbuch „Fremde Verwandtschaften“ (Literaturverlag Droschl, 2018) beschäftigen, sind auch Überblicksreferate willkommen, die grundsätzliche Fragestellungen aufwerfen. Vorträge sollten zwischen 20 und 25 Min. dauern, das Abstract maximal 150 Wörter lang sein. 

Anmeldung

Anmeldungen für die Teilnahme bis 31. Juli.

Anmeldeformular: http://www.onsem.info/anmeldung/

Einreichen von Referatsvorschlägen ab sofort bei

Masahiko Tsuchiya (tsuchiya [at-mark] ngu.ac.jp)

Abgabetermin für das Abstract ist der 15. September. 

Weitere Informationen finden Sie auf der Homepage
www.onsem.info

Stipendium

Das Kulturforum der österreichischen Botschaft finanziert zwei Stipendien für japanische Studierende der Germanistik/Literaturwissenschaft (Ersatz der Unterkunftskosten).

Näheres zur Bewerbung für das Stipendium finden Sie auf der Seminar-Homepage Ende der Bewerbungsfrist: 10. Okt. 2019

http://www.onsem.info/stipendium/

 

お知らせ 2019年4月30日


日 本 オ ー ス ト リ ア 文 学 会

2019年度春季総会・講演会

日 時: 201日(0〜1

会 場: 日本女子大学目白キャンパス 百年館低層棟7階 701教室

日本独文学会会場の学習院大学ではありませんのでご注意ください

JR目白駅前バス停「目白駅前」から都営バス(白61新宿駅西口行き

またはホテル椿山荘東京行き)で4分 日本女子大前下車

アクセスマップhttp://www.jwu.ac.jp/unv/access.html(本紙裏面をご覧ください)

http://austriabungaku.jp/wordpress/wp-content/uploads/2019/04/2019F_0609_Programm..pdf

 

プ ロ グ ラ ム


I.
   総会(14:00〜14:45)     司会 鈴木 伸一
     座長推挙

      会長挨拶               
土屋 勝彦
        委員会報告  庶務・会計・企画・編集・文献・広報
  その他


II.    
第15回 日本オーストリア文学会賞授賞式(14:45〜15:05)            

審査経過報告
   選考委員会委員長   鍛冶 哲郎
単行本部門:該当作なし

論文部門 :

 Kentaro KAWASHIMA: Christoph Ransmayrs Arbeit am Zeugen

Jean Améry und der Roman Morbus Kitahara『オーストリア文学』第33号)

 III.  講演会(15:15〜17:00

 トーマス・ベルンハルト『木を伐る』における身体のモティーフ 

15:1516:05)

     飯島 雄太郎京都大学文学研究科博士後期課程

1987年生まれ。国書刊行会を経て、京都大学文学研究科博士後期課程在籍中。論文に「トーマス・ベルンハルト『ヴィトゲンシュタインの甥』における告解のモチーフについて」「死者を語る言葉 -トーマス・ベルンハルト『カルタ遊び ある遺稿』における言語壊疑について-」。翻訳にトーマス・ベルンハルト『訂正』(抄訳)。

 

オーストリア文学研究、あれこれ00

             富山 典彦(成城大学教授

   1979年フランツ・カフカ論により東京大学大学院の修士課程を修了し、埼玉医科大学進学課程専任講師に着任。19819月オーストリア文学研究会発足時より会員となり、19845月から編集委員を務める。198510月より1年間、ウィーン大学に留学し、帰国後エルンスト・ヴァイス論を『オーストリア文学』第4号に掲載。19944月、成城大学文芸学部ヨーロッパ文化学科に転任し、199610月から9年間、オーストリア文学研究会(現日本オーストリア文学会)幹事を務める。

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
*例会の終了後(1730〜)、恒例により懇親会を開催いたしますので、お気軽にご参加下さい。
懇親会会場:
「ロイヤルガーデンカフェ」東京都豊島区目白2-39-1 トラッド目白2FJR目白駅すぐ、TEL 03-3988-1161

参加費:4000円。ご不明な点やお問い合わせは、事務局buero@austriabungaku.jpまでお願いいたします。!



お知らせ 2019年4月22日


日本比較文学会中部支部

第46回中部大会

2019年5月11日(土) 13:00-17:30  

愛知淑徳大学星が丘キャンパス 1号館3B
 

住所:〒464-8671 名古屋市千種区桜が丘23
地下鉄 東山線「星ヶ丘」駅下車3番出口 左折
愛知淑徳大学星が丘キャンパスマップ
https://www.aasa.ac.jp/guidance/campus_guide/hoshigaoka.html 

 

11:30−12:50 幹事会(愛知淑徳大学星が丘キャンパス1号棟3A)

 

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                大会進行:松本 三枝子(愛知県立大学)

 

13:00  開会の辞:平林 美都子(愛知淑徳大学)    

 

13:10−14:10 研究発表(発表30分、質疑応答10分)

 

1.    芥川龍之介『舞踏会』論――ピエール・ロティ『江戸の舞踏会』
(Pierre Loti, "Un Bal à Yeddo")原文との比較――  
発表:山下 祐里奈 (金城学院大学国文学専攻博士課程1年)
司会:小松 史生子 (金城学院大学)

2.  20世紀初頭中国人留学生の日本女性観――楊増瑩の『女学生旅行』を中心に                                               
発表:呂 輝菲 (名古屋大学人文学研究科博士後期課程2年)
司会:星野 幸代(名古屋大学)


                                                (休憩 20分)

 

14:40−17:10 シンポジウム「戦時期における文学――国家と個人の関係から」

 

司会兼パネリスト:工藤 貴正(愛知県立大学)
「戦時期に構想された戦後の文学のかたち――毛沢東『文芸講話』における魯迅の役割」
パネリスト:若松 伸哉(愛知県立大学)
「太宰治テクストにおける国家への応答――『惜別』の地方性から」
パネリスト:林 正子(岐阜大学
「森鷗外の戦争と文学――戦時に〈詩を要求する〉心の軌跡」

 

17:15  閉会の辞: メベッド・シェリフ(龍谷大学)  

 

17:20  総会:  中村 晴香(愛知淑徳大学) 

 

***************************

 

18:00  懇親会  司会:平林 美都子(愛知淑徳大学)
(星ヶ丘「窯バル&CUORE」)


【日本比較文学会会員以外の方々のご来場も歓迎いたします。】


https://hikakubungaku.wixsite.com/chubu/meeting


お知らせ 2019年4月13日

ひとり芝居「エミーリエ・フレーゲ〜愛されたミューズ」と座談会

オー ストリアの女優マクシ・ブラーハによるドイツ語のひとり芝居「エミーリエ・フレーゲ〜愛されたミューズ」の上演です。グスタフ・クリムトの恋人で『接吻』 など数々の絵のモデルでもあったエミーリエ・フレーゲの生涯を、彼女のオリジナルの洋服型紙を元に再制作された衣装に身を包み、一人芝居形式で演じます。 オーストリア各地ほか、パリ、ロンドンやニューヨークでも絶賛された演目が、南山大学にて開催されます。

座談会「世紀末ウィーン×芸術×女性 − グスタフ・クリムトとエミーリエ・フレーゲ」も行われます。

日時:5月18日(土曜日)16:30〜18:45
場所:南山大学 G棟G30教室


http://rci.nanzan-u.ac.jp/europe/ja/news/item/20190518_poster1-3.pdf

http://austrianculture.jp/?cat=5


お知らせ 2019年2月20日


世界文学語圏横断ネットワーク 第10回研究集会
2019年3月8日(金)9日(土) 津田塾大学千駄ヶ谷キャンパス

【1日目】3月8日(金曜日)

12:00-12:50 運営会議(関係者のみ、1F多目的ルーム)

13:00-15:00 企画セッション「ブエノスアイレス1936−国際PENクラブ大会」(SA302)
司会:土肥秀行 コメンテーター:西 成彦
発表者:
岡英里奈(山形県立米沢女子短期大学講師)
「祭りのあと―1936年、島崎藤村の来亜・来伯とその後−」
目野由希(国士舘大学)
「戦前期日本ペン倶楽部と戦前期中国ペン倶楽部」

15:15-17:00 朝吹真理子『TIMELESS』をめぐって:ディスカッションと講演 (SA302)
司会 巽孝之

*17:30-20:00 懇親会 Brentwood Terrace
住所: 東京都渋谷区千駄ヶ谷1-20-3(千駄ヶ谷キャンパスより徒歩3分)
会費:5000円

【2日目】3月9日(土曜日)
10:00-12:00「ヒロシマ、ナガサキ、チェルノブイリ、フクシマ」(SA302)
コーディネータ 木村朗子/アンヌ・バヤール・坂井
発表者:
金昇渊(立命館大学大学院博士後期課程)
「韓国文学における核災害の表象と、『被ばく』の射程―キムオクスク『傷痕の花』を中心に、小説や映画を手がかりとして―」
小林英里(成蹊大学)
「英国詩人トニ・ハリソンのヒロシマ/ナガサキを主題とした作品について」

13:00-15:30「個人発表」(SA302)
発表者:
和田直(津田塾大学)
「シリア難民の証言の翻訳における翻訳者の役割について」
金子奈美(東京外国語大学/バスク大学大学院博士課程)
「テクストの不安定性の観点から出発する自己翻訳の分析の試み―自己翻訳理論の批判的検討に向けて―」
----------(休憩)-----------
吉良佳奈江(東京外国語大学 大学院総合国際学研究科)
「韓国文学におけるベトナム表象の変化」
コメンテーター:山崎和
中田麻理(立教大学大学院博士課程)
「戦時下のジャン・ジュネ作品におけるセクシュアリティとドイツ人表象―『葬儀』を中心に
コメンテーター:山口裕之

15:30-16:00 全体討論・総括


お知らせ 2019年1月5日



世界文学・語圏横断ネットワーク第10回研究集会
発表者募集のお知らせ(締め切り2019年2月10日)

日時:2019年3月8日(金)・9日(土)
場所:津田塾大学千駄ヶ谷キャンパス

1 .企画セッション@[このセッションは3月8日開催です]

「朝吹真理子『TIMELESS』解読研究発表」(コーディネーター:巽孝之)

2011 年に『きことわ』で芥川賞を受賞してから 7年、朝吹真理子が満を持して発表した長編小説『 TIMELESS』は文章においても物語においても精巧に彫琢され、惑星的規模で「深い時間」の流れる重層的な作品である。1986年に生まれ、恋愛感情 を欠落した女と被爆者の血を引き子供を作ることを恐れる男が夫婦となる。やがて 2017年に生まれた息子は、ひょんなことで引き取られる少女を姉として育ち、物語は2035年まで進む。家族のドラマが核の問題を秘め、時に人類史的な 洞察を見せる本書は、世界文学的にも多角的な分析を誘ってやまない。

2. 企画セッションA[このセッションは3月8日開催です]

「ブエノスアイレス1936―国際PENクラブ大会」(コーディネーター:土肥秀行)

ブ エノスアイレス開都400年を記念したオベリスコが無事建て終って半年後、今度は国際PENクラブの第14回大会が開かれた。ヨーロッパ、アジア、アメリ カから文人が集う恒例の大会は、それまでとは異なる不思議な熱に包まれる。ファシズムブロックの台頭という政治状況下、作家個人の有り様と、己が代表する 国のイデオロギーとが緊張関係を伴ってスピーチに、議論に影響する。文人間の連帯と分裂の場であり、それはまた作家と国と言語のあいだにある亀裂が顕在化 する場でもあった。ファシズム国家から未来派=前衛の総裁というよりはイタリア学士院代表として参加したマリネッティが気焔を上げ、初参加の日本から参加 した島崎藤村と有島生馬は微妙な立場にいる。これまで、英語で残されたプロシーディングをもとに総論としてとらえる、あるいは各国・各言語毎の報告に沿っ て一面的に論じるしかなかった1936年のブエノスアイレスPENクラブ大会を、横断的かつ多面的に「世界文学」の枠組でいまいちどドキュメントしてみた い。

画像リンク

3. 企画セッションB[このセッションは3月9日開催です]

「ヒロシマ、ナガサキ、チェルノブイリ、フクシマ」(コーディネーター:木村朗子)

2011 年3月の福島第一原子力発電所のもたらした核災害は、文学の場においてヒロシマ、ナガサキそして第五福竜丸事件などを思い起こさせ、1986年のチェルノ ブイリ原発事故を再考する契機となった。フクシマの核災害は、米軍の爆撃による被爆とは異なり、日本人自ら自ら建てた施設の事故による被ばく事故であり、 戦後に自らが選び取ったことの帰結であった。そのことを日本の戦後の文脈において捉えた文学があった。一方で、フクシマは、とくにヨーロッパでチェルノブ イリ原発事故をはじめとする過去の原発事故に対する楽観を猛省させ、核災害を描く作品を生み出した。世界文学という広い視野で、東日本大震災後の作品だけ でなく、過去の作品を含めた核災害の文学を問い直し、未来へとつなぐ発表を期待したい。

※企画セッションへの応募要領:発表要旨をA4用紙一枚以内にまとめ、以下の事務局宛にメールで届け出てください。質問があれば、事務局に問い合わせること。コーディネーターとCLN運営委員会を中心に審査があります。

3. パネル
内容:本ネットワークの趣旨に沿うパネルであること
パネルの構成については以下を目安とすること:
 司会1名、発表者3名、討論者1名(最大5名)。
 持ち時間は、発表者1名につき30分×発表人数+討論時間30分

※パネルへの応募要領:
 パネル代表者が、1パネルのタイトル、2パネルの趣旨、3発表者の氏名及び所属、4各発表タイトルをA4一枚程度にまとめ、以下の事務局宛にメールで届け出てください。質問があれば、事務局に問い合わせること。CLN運営委員会を中心に審査があります。

4. 個別発表
内容:本ネットワークの趣旨に沿う発表であること

※個別発表への応募要領:
 発表者が、1発表タイトル、2発表要旨、3発表者の氏名及び所属を以下の事務局宛にメールで届け出てください。質問があれば、事務局に問い合わせること。CLN運営委員会を中心に審査があります。

※応募締め切り(企画セッション、パネル、個別発表とも):

 2019年2月10日(日曜日)17時まで。

※提出・問い合わせ先:事務局 crosslingual@gmail.com

※発表要領は以下の通り:
発表時間は25分(各セッションの終わりに20分の質疑応答と討論がある)、発表言語は日本語、パワーポイント使用可、原稿読み上げ形式(10000字以内、発表に先立って共用のdropboxに収める)、引用文を原語で示すなどした任意のレジュメは各自印刷し持参する。

(以上)

 

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