研究室TOP  ドイツ現代文化研究会

 

研究会活動案内(2016年度)

 

お知らせ 2017年3月21日


 世界文学の研究集会があります。ご関心の向きはぜひご参集ください。

世界文学・語圏横断ネットワーク 第6回研究集会

日程:2017年3月28日

会場:東京外国語大学 研究講義棟2F 226教室
 

@  10:30-12:00 自由テーマ

司会:山口裕之

国重 裕(龍谷大学)「亡命体験と声の記憶――
ベトナム出身のフランス語作家たちを例に」

マリ―・ノエル・ボーヴィウー(リヨン第三大学大学院)「フランスと日本におけるモダンな簡潔――1920年代の「コント」」

A  13:00-15:30「エクストラテリトリアルの文学――脱領域・脱構築・脱半球」

今福龍太(東京外国語大学)/土田知則(千葉大学)/茅野裕城子(作家)

巽孝之(慶應義塾大学):司会

 

B  15:45-18:45「翻訳について考える」

澤田 直(立教大学)「愛を翻訳するとき、日本とフランスの間で」

都甲幸治(早稲田大学)「教養主義の終りとハルキムラカミ・ワンダーランド――村上春樹の翻訳」

金子奈美(東京外国語大学大学院)「バスク語文学における創作と翻訳――文学作品における翻訳の表象をめぐる予備的考察」

加藤ダニエラ(京都工芸繊維大学)「翻訳における自然の「トランスカルチュレーション」――『方丈記』の英語訳」

久野量一(東京外国語大学)「キューバ作家の英語創作」:司会

 

 事後報告 2016年12月5日

先日の朗読会は無事終了しました。参加してださったみなさまに はこの場を借りてお礼申し上げます。ゴムリンガーさんの朗読はいつもながら、すばらしいパフォーマンスでした。今回はとくに詩の背景を説明していただいた ので理解が深まりました。耳から届くことばの響きによって、概念や意味よりも映像が前景化する感じです。フェダマイアーさんの朗読では、オーストリア特有 のことばから発せられる土着性と普遍的な世界とが交錯するように思いました。人生の断面を切り取って映像化する手法が印象的でした。源氏物語を下敷きにし た彼の朗読も興味深く聴きました。その後の懇親会でもみなさんと大いに歓談することができて充実した夕べとなりました。お二人のさらなるご活躍を祈りま す。

 

朗読会のお知らせ 2016年11月5日


ずいぶんご無沙汰しましたが、ご健勝のことと拝察します。

さて詩人・作家朗読・討論会を行いますので、どうぞふるってご参集ください。

ゴムリンガー氏およびフェダマイアー氏の朗読・討論会

日時:2016123日(土曜)1619

場所:名古屋学院大学白鳥キャンパス希館5512号会議室

ドイツ語詩人ノラ・ゴムリンガーさんは、現在、ゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川に招聘され、京都に滞在している詩人で、バッハマン賞をはじめ数多くの文学賞を受賞している若手の有望詩人です。

https://de.wikipedia.org/wiki/Nora_Gomringer

批評家・作家のフェダマイアーさんは、現在広島大学文学研究科で教授として勤めている批評家・作家・翻訳家です。

https://de.wikipedia.org/wiki/Leopold_Federmair

Einladung zur Lesung von Nora Gomringer und Leopold Federmair!

 

芝居上演のお知らせ 2016年6月19日


つく、きえる ―現代ドイツの劇作家が描いた〈フクシマ問題〉―

日時:2016630日(木)
19
00 開演(1800 開場)
18
30 プレトーク 大塚直(翻訳者)×諏訪哲史(芥川賞作家)×寂光根隅的父(演出家)

場所:長久手市文化の家 森のホール

ローラント・シンメルプフェニヒ

翻訳

大塚直(愛知県立芸術大学准教授)

演出

寂光根隅的父(双身機関主宰)

名古屋で俊英劇作家シンメルプフェニヒの現代劇が上演されます。愛知県立芸大の大塚直さんの翻訳です。またとない貴重な機会ですので、どうぞお誘い合わせの上ふるってご参加ください。どうぞよろしくお願いします。

  「海辺のホテルで逢瀬(おうせ)を重ねる不倫カップルや、メールを打ち合うが出会うことはないホテル経営の若者と高台で湾岸警備をする娘が登場。災害とと もにホテルは海に沈み、タイトルの「つく、きえる」が示すように灯(あか)りと命が点滅する。闇の中で男女の葛藤(かっとう)が現れ、同時に経済最優先で 自他ともにあざむいてきた戦後社会をあぶりだす。」という芝居だそうで、大いに楽しめそうです。

http://www.asahi.com/articles/ASJ6932GWJ69OIPE001.html

http://www.aichi-fam-u.ac.jp/info-art-music/tags-music/item/2000-2016-06-0

 

お知らせ 2016年6月12日


フェンネマンVennemannさんの朗読会は無事に終了しました。今回また名古屋大学の独文学専攻大学院生たちの参加もあり盛会でした。ご参加くださったみなさまにはこの場を借りてお礼申し上げます。質疑応答も活発に行われ充実した朗読会でした。彼のNahe Jedenewと いう作品は、ユダヤ人のポグロムを主題として扱いながら、独特のリズムを持つ文体と視点の交錯により、抽象性と匿名性を持つ寓話劇のように感じられます。 ポーランドの人名や地名が出てくるにもかかわらず、具体的な「惨劇事件」としてイメージされず、少女の視点から冷徹な筆致で描かれています。フェンネマン さんによるとホロコースト当時の状況を記録でいろいろと読んではいるが、あくまで虚構として創作したとのことです。きさくで温厚な人柄で、質問にも丁寧に 答えていただき、大いに好感を持ちました。会の後、皆さんと一緒に近くの居酒屋でさらに懇親会を行い歓談しました。フェンネマンさんは今後アメリカで教員 として活動されながら作家活動も続けるとのことです。こころよりご活躍を祈ります。



お知らせ 2016年5月24日



作家朗読会のお知らせ

日時:611日(土曜日)16時より

場所:名古屋学院大学 名古屋 白鳥キャンパス 希館5512号会議室

 ご無沙汰していますが、ご健勝のことと拝察します。

さて、ドイツ作家の朗読会を行いますので、どうぞふるってご参集ください。

前回お知らせしたドイツの若手有望作家のVennemannさんです。現在東京大学に客員で滞在中ですが、6月下旬にはニューヨークに帰るそうです。現在ニューヨーク大学の文学研究科博士課程にも在学中の作家です。朗読テクストを添付しておきます。またドイツやアメリカにおける作家たちの情況や文学研究についても意見交換できるかと思います。

https://de.wikipedia.org/wiki/Kevin_Vennemann

 

TOPへ戻る